春とは名ばかりの立春ですが、春になろうとしている気配を感じます。それは厳寒の北海道は恵庭でも同じことです。
まだ、大寒の頃は恵み野中央公園の池は一面凍結していて、一羽の水鳥もいませんでしたが、立春(2月4日)ともなると氷が一部溶けて水面が見え始めました。

水面が開くのを待っていたかのように、最初に訪れたのがヒドリガモです。
この時期、カモにとってはパートナーを作り、シベリアへの北帰行の準備に入る大切な時期です。

だからオスの羽翼はますますキレイになり、メスを追っかけ回します。新カップルができるまでオスのアピールは続きます。
カップルになれば、いよいよシベリアへ還り、卵を生み、抱卵し、子育てに入ります。ここでパートナーとなったカップルは 再び日本に来るまで一緒に過ごします。そして日本に来ると又パートナーを探し新カップルを作ります。毎年続くカモの生活です。
そんな説明をしても、その元気な様子を見るのが一番!
ヒドリガモは珍しくはありませんが、こんなに近くでイキイキとした多くのヒドリガモが見られるのはそんなに多くありません。
大自然に囲まれた北海道ならではのことでしょう。