奇妙なビビちゃん

今、千歳市埋蔵文化財センターで動物形土製品の実物が公開されている。名前は「ビビちゃん」こと土偶である。

埋蔵文化財センターの案内

6月6日から13日まで公開されている。なんだろう?と野次馬根性で見に行ってきた。

だいたい「ビビちゃん」って誰が名付けたのか?

先日5月25日「第3回千歳・恵庭の遺跡を歩こう」という企画に参加した。

その時、キウス周堤墓群でのクイズで、ビビちゃん?それが土偶の愛称だと知ったのでした。

実物を正面から撮った

ビビちゃんの実物展示があると知ったので、千歳埋蔵文化財センターへ足を運んだ。

この土偶は人間のようにも見えるが人間じゃない。職員にたずねたが、定説はないようだ。

勝手に想像するしかない。縄文晩期の3千年前のことは文献が在るわけでもなくわからない。

もう勝手に想像するしかない。否、勝手自由に想像できるし、誰も否定するものもいない。

勝手ながら、これはカモ(鴨)である。

ビビちゃんを横から撮った写真

出土した場所は、新千歳空港の滑走路の中である。空港ができる前、ここは美々ビビ川の流域だった。だからビビちゃんである。

縄文時代は海に近かった。近くに貝塚がある。そしてカモもよく捕れたんだろう。

カモは神聖な食べ物である。今も天皇陛下の御料地では鴨狩りが行われている。

ちょっと横から写真を撮って、加工してみた。

こうするとカモに間違いない。カモが空を飛んでいるようだ。

ビビちゃんはカモだった

もし、カモが空を飛んでいる土偶を作れと言われたら、こんな形になる。どうだ!ビビちゃんはカモだった。(….と思う)
(実物を横から見てみないと、こんな発想はでてこない。)

世界遺産になった縄文時代遺跡は、可怪おかしい世界で、楽しい。