電子図書館

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2009年 Googleブック検索訴訟問題以降、電子図書館がクローズアップされました。

Googleブック検索訴訟問題とは、Googleが04年から大学図書館と提携し、所蔵書籍をデジタル化したことから、ことは起こりました。著作権者の許可を得ないままデジタル化を進めたため、05年に著作権侵害で提訴され、08年補償金や収益の一部を還元することで和解した事件です。

公共図書館では、2007年千代田区図書館と2010年1月堺市中央図書館が電子図書館を開設したが、その後は遅々として進まなかったそうです。iPadの普及とか、訴訟問題がないと、変化に弾みがつかないもんですね。

「無料の貸本屋」である公共図書館は、出版社と図書館が書籍と読者を共有してきた良き時代が終わったようです。
大げさな言い方だけれど、図書は人類の知的資源です。だが、これからは図書館と出版界の論争を避けて通れないと思います。

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電子ブックも最近では珍しくなくなってきましたが、電子ブックの図書館というとまだまだです。先進的な公立図書館として有名なのが、札幌市中央図書館です。2014年10月27日から本格利用を開始しました。
3年間の試行期間を終えて開始したようです。その試行で学校への提供など予想以上効果もあったようですね。

残念なことに札幌在住者以外は利用会員になれませんので、まだ利用したことが有りません。
案内によれば電子ブックをダウンロードして7日間借りることができるようです。借りるのも返すのも図書館に行く必要はないので便利ですね。

電子ブックの図書館なら、全国どこからでも借りられると思っていましたが、今のところまだそこまでは行っていません。でもそのうちそんな時代が来るかもしれません。

電子ブックは、図書館と出版界にとってIT時代の黒船かも?

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